カジノのルーレットを攻略しよう!有効な攻略法とその使い方を徹底解説
カジノのルーレットは簡単なルールゆえに、攻略法が使いやすいという利点があります。そこでルーレットにはどのような攻略法が使えるのか、そして具体的にどのように利用すればよいのかを説明します。数多くあるカジノ攻略法の中から厳選してご紹介します。

ルーレットの攻略法におけるポイント
ルーレットの攻略法を考える前に、まず把握しておきたいポイントを説明します。
ルーレットは独立事象のゲーム
カジノゲームの攻略には2つのタイプがあります。1つは「独立事象のゲームで有効な攻略法」で、もうひとつは「独立事象ではないゲームで有効な攻略法」です。
独立事象とは、ゲーム毎の結果が完全にランダムに決まるものを意味します。たとえばコイントスの場合、何回投げても表と裏が出る確率はともに2分の1であり変わりません。たとえ10回連続で表が出たとしても、11回目も表が出る確率は変わらずに2分の1であるということです。
対して独立事象ではないゲームとは、過去の結果がこれからの結果に影響を与えるものを意味します。たとえば箱の中のクジを引く場合、すでに引いたクジの結果によりこれから出るクジの結果が決まります。すでに当たりがすべて出てしまえば、今後は当たりが出ることはありません。
ルーレットの場合は毎回ランダムに結果が決まるので、独立事象のゲームであると言えます。対してバカラやブラックジャックなどカードを使うゲームは独立事象のゲームではありません。
つまりルーレットには独立事象のゲームに適した攻略法を選ぶ必要があるということになります。
ボールが落ちる数字を予想するのは難しい
ルーレットの攻略法としてまず頭に浮かぶのは、「どうやって当てるのか」ということではないでしょうか。これはボールが落ちるポケットの数字を予想することと言ってもよいでしょう。
しかし結論から言えば、ボールが落ちる数字を予想するのは難しいものです。テーブルによっては特定の数字に多くボールが落ちているため、何らかのパターンがあるようにも思えます。
これは決してパターンとして出現しているわけではなく、いずれの場合も単なる偶然によって出目に偏りが生じているだけです。よって、ボールが落ちる数字を予想するアプローチでは攻略法は見つけにくいと考えられます。
ベッティングシステムを利用する
ではどのようにしてルーレットの攻略法を考えるのかという話になります。そもそも攻略法とは、「ルーレットでのベットで資金を増やすこと」を意味します。つまりボールが落ちる数字を当てることができなくても、資金が増えればよいということになります。
そこでルーレットの攻略法として使えるのは、「ベッティングシステム」であると考えます。
ベッティングシステムとは、定めたルールに従ってチップを賭けるルールのことです。数字を当てるのではなく、偶然により当たった時に資金が増えるような「ロジック」を考えることと言い換えてもよいでしょう。
そこで以降は、ルーレットで有効と考えられるベッティングシステムから攻略法を説明します。
マーチンゲール法
マーチンゲール法はもっとも単純な方法にして、強力なロジックと言えるルーレット攻略法です。ただし課題もあるため、その使い方に注意しなければなりません。
マーチンゲール法とは何か
マーチンゲール法は簡単に言えば、当たりが出るまでひたすら賭け金を倍にする攻略法です。その使用には次のような条件があります。
・独立事象のゲームで使うこと
・当たる確率が2分の1のゲームで使うこと
・配当倍率が2倍のゲームで使うこと
ルーレットは「赤黒」「ハイロー」「奇数偶数」での賭け方がこれに該当します。ただし当たる確率は正確には37分の18(およそ48.65パーセント)なので、2分の1には少し足りません。しかしこれは許容できる範囲と言えます。
ルーレットでのマーチンゲール法の使い方
具体的にルーレットでマーチンゲール法をどのように使うのかを説明します。まず最初に賭け金を決めますが、ここでは1ドルとしてみましょう。次にどこに賭けるのかを決めますが、「赤黒」の「赤」に賭けてみます。
マーチンゲール法は2択の賭け方で使う際に、どちらか片方のみに賭けるのが基本です。毎回変えるようなことはしません。
そして赤にベットしたところ、5回連続して外れたのちに6回目に当たったとします。この場合、賭け金と資金の損益は次のようになります。
回数 | 賭け金 | 勝敗 | 損益 |
1 | 1 | × | −1 |
2 | 2 | × | −3 |
3 | 4 | × | −7 |
4 | 8 | × | −15 |
5 | 16 | × | −31 |
6 | 32 | ◯ | +1 |
※単位は米ドル
マーチンゲール法のメリットとデメリット
マーチンゲール法は連敗が続いても、最後に当たれば必ず利益が残る仕組みです。その金額は最初の賭け金と同額になります。メリットはこのように、1回当たれば必ず利益が出ることです。
一方でデメリットは連敗が続くと賭け金が急速に増加することです。仮に最初の賭け金が1ドルでも、10連敗すると11回目の賭け金は1024ドルとなり、累積損失は1023ドルにもなります。つまりこの時点で資金は2047ドル必要であり、12回目で当たれば1ドルの利益、外れたらすべてを失うということです。
実はルーレットでは、赤や黒が連続して10回出ることは、それほど珍しくありません。


こちらは実際のルーレットの出目の記録(白は黒に落ちていることを表しています)です。上のケースでは下から3段目の「17」から黒が4回出たあとに緑(0)が出て、さらに黒が5回出ています。赤にベットしていれば緑が出ると外れなので、10回連続で外れとなります。
下のケースでは下から2段目の「29」から黒が11回連続して出ています。もし赤に連続してベットしていれば、11回外れるということです。
では色が変わったら次はその色と同じ色にベットすればよいのではないか、と考えるかもしれません。次をご覧ください。

下から2段目の赤の「21」から10回連続で色が交互に変わっています。つまり色が変わったら次も同じ色にベットしても、マーチンゲール法を使うと相当額の損失を生む可能性があるということです。
ルーレットでマーチンゲール法を使うポイント
ではマーチンゲール法は使えないのかというと、そうでもありません。たとえば5回あるいは6回連続して同じ色が出たら、次から違う色にベットするという方法があります。ベットできるタイミングは少ないかもしれませんが、損失となるリスクは少なくなります。
あるいは出目の偏りをチェックして、バランスが崩れていることを利用する方法もあります。たとえば赤黒や奇数偶数、ハイローはこのようなバランスの出目となっています。

しかし時に、このようにバランスが崩れることがあります。

この場合、赤が47パーセントで黒が51パーセントとなっています。そこで今後は赤が出やすいと予想して赤にベットすれば、連続して黒が出る可能性は低いと考えられます。
ダランベール法
ダランベール法とは勝てば賭け金を減らし負けたら賭け金を増やす方法です。
ダランベール法とは
ダランベール法もマーチンゲール法のように、簡単に実行できるカジノゲームの攻略法です。そして当たり外れの確率が半々で配当が2倍のゲームで利用するという条件も同じです。
ダランベール法のルールは次のようになります。
・最初に賭け金を決める
・当たれば賭け金を一定金額減らす
・外れたら賭け金を一定額増やす
たとえば最初に10ドルをベットするとしましょう。そして当たり外れによって1ドルずつ減らしたり増やしたりします。すると、賭け金と損益は次のようになります。
回数 | 賭け金 | 勝敗 | 損益 |
1 | 10 | × | −10 |
2 | 11 | ◯ | +1 |
3 | 10 | × | −9 |
4 | 11 | × | −20 |
5 | 12 | ◯ | −8 |
6 | 11 | × | −19 |
7 | 12 | ◯ | −7 |
8 | 11 | × | −18 |
9 | 12 | ◯ | −6 |
10 | 11 | ◯ | +5 |
※単位は米ドル
当たり外れの回数はともに5回ですが、損益がプラスになっていることに注目してください。ダランベール法は当たり外れの回数が同じに近づくと、それだけで利益が出る攻略法となっています。
ダランベール法の注意点
当たり外れが半々のゲームであれば、ダランベール法は利益が出やすい攻略法です。ルーレットなら「赤黒」や「奇数偶数」、「ハイロー」で使うことになります。
しかし外れの回数が多くなると、マーチンゲール法ほどではないにしても賭け金も累積損失もかなり増えます。たとえば先ほどの例で11回目から連続して5回外れると、6回目の賭け金は15となり、損益はマイナス55ドルとなります。
ルーレットでダランベール法を使うポイント
ダランベール法もマーチンゲール法と同様に、ルーレットにおける出目の偏りを利用するとよいでしょう。赤が出る割合が47パーセントで黒が出る割合が51パーセントなら、しだいにこの割合はともに49パーセント(残りの2パーセントは緑)に近づきます。
そこで赤にベットし続けることで、外れる可能性が低くなることが期待できます。
モンテカルロ法
最後にルーレットの攻略法としてご紹介するのはモンテカルロ法です。カジノを潰したとの逸話もあるカジノゲームの必勝法とも呼ばれる方法で、ルーレットとの相性も良いと言えます。
モンテカルロ法とは
モンテカルロ法は計算の必要があるため、少し面倒な攻略法ではあります。ルーレットでは赤黒や奇数偶数、あるいはハイローといった2倍配当の賭け方で使います。
まず紙に「1 2 3」と書き、その両端を足した数字をベットします。当たればその両端の数字を消して、再度両端の数字を足した金額を賭けます。もし数字が1つしか残っていなければ、その1つの数字を賭けます。
しかし外れた場合には、賭け金を右端に書き加えたうえで、再び両端の数字を足した金額をベットします。このように続けて数字がすべて消えれば終了です。最初に紙に書いた3つの数字の合計金額が利益として残る仕組みです。
モンテカルロ法の具体例
モンテカルロ法は少し面倒な方法なので、具体的にどのように数字が変わっていくのかを記載します。仮に赤黒の赤に賭け続けるとしましょう。赤にボールが落ちれば当たり、黒にボールが落ちれば外れです。
最初に紙に「1 2 3」と書いた状態からスタートし、ベットしてその当たり外れによりどのように数字が変化するのかを記します。
回数 | 賭け金 | 勝敗 | 数列 | 損益 |
1 | 4 | × | 1 2 3 4 | −4 |
2 | 5 | × | 1 2 3 4 5 | −9 |
3 | 6 | ◯ | 2 3 4 | −3 |
4 | 6 | × | 2 3 4 6 | −9 |
5 | 8 | ◯ | 3 4 | −1 |
6 | 7 | × | 3 4 7 | −8 |
7 | 9 | × | 3 4 7 9 | −17 |
8 | 12 | ◯ | 4 7 | −5 |
9 | 11 | × | 4 7 11 | −16 |
10 | 15 | × | 4 7 11 15 | −31 |
11 | 19 | ◯ | 7 11 | −12 |
12 | 18 | ◯ | − | +6 |
※単位は米ドル
このように当たり数が負け数より少なくても利益が出ることがわかります。
モンテカルロ法の注意点
ルーレットでモンテカルロ法を使う場合にもやはり、連敗が続くと賭け金がかなり増えることに注意が必要です。特に何度か当たりと外れを繰り返すと、紙に書いた数字の左側が大きくなっていきます。これは常に賭け金が大きくなることにつながります。
やはりモンテカルロ法を使う場合にも、ある程度は出目に偏りがあるテーブルを選ぶ必要があるでしょう。そのうえで、これからの出目が多くなることが予想されるほうにベットすると賭け金が増加するリスクを回避することが可能です。
まとめ
ルーレットにはこのように簡単に実行できるものから、少しばかり手間がかかるものまでいろんな攻略法があります。それぞれに注意点もあるので、把握したうえで活用しましょう。オンラインカジノであれば手軽に楽しめるので、ルーレットの攻略法を実践してみるのもよいかと思います。