プレイヤーは年々増加!ポーカーのルールとその特徴を解説
高額賞金が出る大会があることでも有名なカジノゲームがポーカーです。そのプレイヤーの数は増加傾向にあり、オンラインカジノで腕を磨く人も増えています。今回はこのポーカーについて簡単に説明します。あまり興味がないという人も、トーナメントへの扉を開くために参考にしてください。

ポーカーとは
まずはポーカーというカジノゲームがどのようなものなのかを説明します。
ポーカーはトランプカードを使うゲーム
ポーカーはジョーカーを除いたトランプカードを使います。使用するのは1組(1デッキ)のトランプカードです。1回のゲームが終了したらカードは回収され、新しいトランプカードを使って次のゲームを行います。
ポーカーは役の強さを競うゲーム
ポーカーはプレイヤーが配られたカードを使って作る役の強さで勝敗を決めるゲームです。役は最大で5枚のカードから作られます。
役の作り方はおもに2種類あり、まずプレイヤーに配られる手札とプレイヤーが共有して使える場に出されたコミュニティカードとの組み合わせによるものがあります。そしてもうひとつは、プレイヤーに配られた5枚ほどのカードのみで役を作るもの、あるいはさらにコミュニティカードも加えて役を作るものがあります。
さらに手札を交換できるものやできないものなど、さまざまなバリエーションがあります。
配られたカードにより役が決まるため、勝敗は運に左右されるようにも思えます。しかし実はポーカーの勝敗は「テクニック」に大きく左右されるのが特徴です。
ポーカーはどこで遊べる?
ポーカーは世界中のランドカジノで遊べますし、大会も開催されています。またオンラインカジノやオンラインポーカーでも楽しめます。
特にオンラインカジノでは多くのゲーム経験を積めるとあって、短期間で実力をつけるポーカープレイヤーも多数います。
ポーカーは大きく分けて2種類
ポーカーは基本的に対人で行うものです。プレイヤー同士が対戦するものや、カジノのディーラーと1対1で勝負するものもあります。
そしてもうひとつ、ビデオポーカーがカジノで楽しめます。これはプレイヤーがひとりでプレイできるもので、ランドカジノにも多く設置されています。もちろんオンラインカジノにもビデオポーカーがあります。
人気があるのは「ホールデムポーカー」
世界のカジノではポーカーのトーナメントが開催されていますが、そこで行われているのは「ホールデムポーカー」と呼ばれるものです。オンラインポーカーでもトーナメントが行われますが、賞金が出ることから人気があります。
特にラスベガスで毎年開催されている「WSOP(ワールドシリーズオブポーカー)は高額賞金が出るとあって、多くのポーカープレイヤーが参加しています。WSOPのトーナメントは複数行われますが、その中でもっとも高額な優勝賞金は2006年の13億2000万円というケースがあります。だいたい毎年の最高額は10億円ほどの優勝賞金となっています。
そのためWSOPに参加するプレイヤーは10万人以上にもなり、オンラインカジノやオンラインポーカーで腕を磨くポーカープレイヤーが増えています。

対人ポーカーの種類
まず対人対戦するタイプのポーカーにはどんな種類があるのかを説明します。
クローズドポーカー
クローズドポーカーには次のような種類があります。
・プレイヤーは配られた手札のみで勝負する
・手札はすべて見せない
そしてクローズドポーカーにはさらに、次のようなものがあります。
ドローポーカー
ドローポーカーは日本でも馴染みのあるスタイルのクローズドポーカーです。「ファイブカード・ドロー」が有名ですが、5枚のカードをプレイヤーに配ってプレイします。カードは1回だけ交換できますが、何枚交換しても構いません。
ちなみに映画「タイタニック」の冒頭で主人公ジャックが行なっていたポーカーは、このドローポーカーです。「ツーペア」の役を揃えた相手に対して、「フルハウス」で勝ちました。役の説明はのちほど行います。
オアシスポーカー
オアシスポーカーはカジノのディーラーとプレイヤーが1対1で勝負するポーカーです。双方に5枚のカードが配られ、プレイヤーは1回だけカードを交換できます。
カードをオープンして役が強いほうが勝ちますが、ディーラーには「ワンペア以上」あるいは「手札にAかK」がなければ負けるというハンデがあります。
オープンポーカー
オープンポーカーは次のような特徴があります。
・カードは交換できない
・カードの一部はオープンにする
オープンポーカーには次のような種類があります。
カリビアンスタッドポーカー
カリビアンスタッドポーカーはプレイヤーとカジノのディーラーが1対1で勝負するスタイルのオープンポーカーです。プレイヤーとディーラーには5枚のカードが配られますが、カードの交換はできません。
プレイヤーはゲームに参加する時にチップをベットし、配られたカードを見てからゲームを降りるか、あるいはさらにチップを置いて勝負するかを決めます。ディーラーのカードは1枚しか見ることができません。
7カードスタッドポーカー
7カードスタッドポーカーはその名のとおり、7枚のカードが配られるポーカーです。一部のカードは伏せた状態で、プレイヤー同士が勝負します。
フロップポーカー
フロップポーカーはホールデムポーカーとも呼ばれ、プレイヤー全員が共有できる「コミュニティカード」があるのが特徴です。次のような種類があります。
テキサスホールデムポーカー
テキサスホールデムポーカーはポーカーの中でも主流となる、もっとも人気のあるポーカーです。プレイヤーには2枚のカードが配られて、場に置かれる5枚のコミュニティカードを使って作る役の強さをプレイヤー同士が競います。
もちろん世界最大のポーカー大会であるWSOPでも、このテキサスホールデムポーカーが行われます。
オマハホールデムポーカー
オマハホールデムポーカーはテキサスホールデムと似ていますが、プレイヤーには4枚のカードが配られます。そして場には5枚のコミュニティカードが開かれ、手札の2枚とコミュニティカードの3枚で役を作ります。
ホールデムポーカー

オンラインカジノにはディーラーと勝負するホールデムポーカーがあります。この場合、プレイヤーはカードが配られたあとはゲームを降りるか賭け金を増やして続行するかを選択することができます。
テキサスホールデムポーカーのゲームの流れ
プレイヤー同士あるいはプレイヤー対ディーラーとなる対人ポーカーにはこのように数多くの種類があります。その中でも特に人気の「テキサスホールデムポーカー」を例にゲームの流れを簡単に説明します。
まずはテーブルに参加するプレイヤーが集まります。人数は2人から行えますが、最大で10人ほどです。
ゲームをプレイする順番を決めたらそれぞれにカードを2枚裏向きにして配り、最初のベットラウンドが開始されます。ここでプレイヤーはチップを賭けるかゲームから降りるかなどを選択します。
プレイヤー全員のアクションが終われば、テーブルの中央にカード(コミュニティカード)が表向きに3枚置かれます。そして2回目のベットラウンドとなり、次は4枚目のコミュニティカードが置かれて3回目のベットラウンドに、さらに5枚目のコミュニティカードが置かれて4回目のベットラウンドとなります。
最後に残ったプレイヤーが手札をオープンし、もっとも強い役となるプレイヤーが勝利して場に積まれたチップをすべて受け取ります。
対人ポーカーの遊び方は2種類ある

ポーカーのゲームには2種類あります。ひとつはプレイヤー同士がチップを賭けて勝負するもの、そしてもうひとつは参加費を支払って参加するトーナメントです。トーナメントはその参加費から成績の上位者に賞金が出ます。
ランドカジノでもオンラインカジノでも、その両方が行われています。特にオンラインカジノの場合には、わざわざ海外に行かなくても高額賞金が狙えるトーナメントに参加できます。参加費もわずか数ドルのものから、WSOPのように最高で100万円ほどのものまであります。
プレイヤー同士が直接チップを賭けて勝負するものは、その場でチップをやり取りします。ここで稼ぐプロのポーカープレイヤーも数多くいます。
ビデオポーカーの種類
ランドカジノやオンラインカジノにあるビデオポーカーにも、さまざまな種類のものがあります。
ジャックス・オア・ベター
配当の高さが特徴のビデオポーカーで、ビデオポーカーといえばこの機種が代表と言ってもよいでしょう。
デュース・ワイルド
ポーカーではもっとも弱い「2」のカードを「ワイルドカード」(どんな種類のカードにもなる)として使えるビデオポーカーです。
ジョーカー・ポーカー
カードに「ジョーカー」が含まれるのが特徴で、ジョーカーはあらゆるカードの替わりとなる「ワイルドカード」として使えます。
ビデオポーカーの遊び方
ビデオポーカーにはこのようにさまざまな種類がありますが、基本的な遊び方は同じです。まず賭け金を投入し「ディールボタン」を押します。すると5枚のカードが表示されるので、交換したくないカードを「ホールドボタン」で選択します。
続いて「ドローボタン」を押せば交換するカードが新しいカードに替わります。そこで役が揃えば、役に応じた配当が支払われます。
ポーカーの役について
最後にポーカーで作る役をご紹介します。役は強い順になっています。
役の名前 | 内容 | 例 |
ロイヤルストレートフラッシュ | 「A」から始まるストレートフラッシュで、最強の役 | 「A」「K」「Q」「J」「10」のみ |
ストレートフラッシュ | 同じスーツ(マーク)で連続した数字 | ♠︎の「3」「4」「5」「6」「7」など |
フォーカード | 4枚同じ数字が揃う | 「8」が4枚など |
フルハウス | 3枚の同じ数字と2枚の同じ数字 | 「2」「2」「2」「8」「8」など |
フラッシュ | 同じスーツのカード5枚 | ♦︎で「3」「5」「6」「J」「K」など |
ストレート | 連続した数字が5枚(スーツは何でもよい) | 「6」「7」「8」「9」「10」など |
スリーカード | 同じ数字が3枚 | 「9」「9」「9」など |
ツーペア | 同じ数字2枚が2組 | 「5」「5」「Q」「Q」など |
ワンペア | 同じ数字2枚が1組 | 「5」「5」など |
ハイカード | ペアも揃わずバラバラな状態 | スーツが異なる「2」「5」「6」「10」「K」など |
より強い役が出来ているプレイヤーが勝ちますが、もし同じ役であれば1番大きな数字を持つプレイヤーが勝ちとなります。
まとめ
ポーカーは種類が多く、さらにルールも少し難しいので敬遠する人もいるかもしれません。しかしポーカーは配られたカードの良し悪しといった運だけではなく、テクニックを磨くことで勝てるゲームです。その奥深さにハマるポーカープレイヤーは増加していますし、賞金が出るトーナメントに参加する人も増えています。まずはオンラインカジノで腕を磨いてみてはいかがでしょうか。