ブラックジャックで勝つための攻略法とは?その特徴と実行方法を詳しく説明します
プレイヤーがアクションを選択できるブラックジャックには、さまざまな戦略があります。その中でも「攻略法」と呼ばれる効果の高い戦略がいくつかあります。そこで今回はブラックジャックの攻略法を2つご紹介します。詳しく解説しているので、オンラインカジノで実践する時の参考にしてください。

ブラックジャックの攻略法とは?
ブラックジャックの攻略法は大きく分けて2つあります。1つは「ベーシックストラテジー表」を使ってプレイヤーがどのようなアクションを取るべきかを定めたものです。これはプレイヤーとディーラーに配られたカードを見て、次に出るカードの確率を分析することにより最適なアクションを決める方法となっています。
そしてもうひとつは、「カードカウンティング」と呼ばれる方法です。これはシュー内に残っているカードにどのような種類の割合が多いのかを分析し、プレイヤーにとって有利な状態か不利な状態かを判断するというものです。
プレイヤーに有利であれば賭け金の金額を増やすことで勝利金を増やすことができます。逆にプレイヤーに不利な時は賭け金を減らして損失を少なくします。
今回はこの2つの攻略法について説明します。
ブラックジャックのベーシックストラテジー
ブラックジャックの攻略法として有名なのが、次の「ベーシックストラテジー表」を使ったものです。
「A」を「1」と数える場合(ハードハンド)
プレイヤー(最初の2枚) | ディーラー(アップカード) | |||||||||
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | A | |
8以下 | H | H | H | H | H | H | H | H | H | H |
9 | H | D | D | D | D | H | H | H | H | H |
10 | D | D | D | D | D | D | D | D | H | H |
11 | D | D | D | D | D | D | D | D | D | H |
12 | H | H | S | S | S | H | H | H | H | H |
13 | S | S | S | S | S | H | H | H | H | H |
14 | S | S | S | S | S | H | H | H | H | H |
15 | S | S | S | S | S | H | H | H | H | H |
16 | S | S | S | S | S | H | H | H | H | H |
17以上 | S | S | S | S | S | S | S | S | S | S |
S:スタンド
H:ヒット
D:ダブルダウン
「A」を「11」と数える場合(ソフトハンド)
プレイヤー(最初の2枚) | ディーラー(アップカード) | |||||||||
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | A | |
A+2 | H | H | H | D | D | H | H | H | H | H |
A+3 | H | H | H | D | D | H | H | H | H | H |
A+4 | H | H | D | D | D | H | H | H | H | H |
A+5 | H | H | D | D | D | H | H | H | H | H |
A+6 | H | D | D | D | D | H | H | H | H | H |
A+7 | S | D | D | D | D | S | S | H | H | H |
A+8 | S | S | S | S | S | S | S | S | S | S |
A+9 | S | S | S | S | S | S | S | S | S | S |
スプリット
プレイヤー(最初の2枚) | ディーラー(アップカード) | |||||||||
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | A | |
2・2 | P | P | P | P | P | P | H | H | H | H |
3・3 | P | P | P | P | P | P | H | H | H | H |
4・4 | H | H | H | P | P | H | H | H | H | H |
5・5 | D | D | D | D | D | D | D | D | H | H |
6・6 | P | P | P | P | P | H | H | H | H | H |
7・7 | P | P | P | P | P | P | H | H | H | H |
8・8 | P | P | P | P | P | P | P | P | P | P |
9・9 | P | P | P | P | P | S | P | P | S | S |
10・10 | S | S | S | S | S | S | S | S | S | S |
A・A | P | P | P | P | P | P | P | P | P | P |
P:スプリット
これはプレイヤーの合計数とディーラーのアップカードの組み合わせにより、確率に基づいて最適なアクションを示したものです。あくまでも統計的なものなので短期での勝率はそれほど期待はできません。しかし、長くプレイしていれば、確率的にディーラーに勝てる割合が増えるため資金が増えやすくなります。

ベーシックストラテジー表の使い方
ベーシックストラテジー表は3つあります。ハードハンドとは「A」を「1」と数えた時の手札の合計数のことです。対してハードハンドは「A」を「11」として数えます。
「A」がなければハードハンドの表を、「A」を含む場合はどう数えるかによりどちらかの表を参考にします。
またプレイヤーの2枚の手札が同じ数字である「ペア」になった時には、スプリット(2枚のカードを分割すること)が使えるようになります。そこで、ディーラーのアップカード(表向きのカード)によりスプリットするかどうかを判断するのが、スプリットのベーシックストラテジー表です。スプリットを使わない場合はハードハンドのベーシックストラテジー表を参考にします。
いずれのベーシックストラテジー表も、プレイヤーの手札が表に当てはまるところの行を見て、ディーラーのアップカードと交差するところを確認します。その交差するところに書かれた指示に従ってアクションをします。
「S」はスタンドでカードの追加はせずそのまま勝負します。「H」はヒットで、カードを追加します。「D」はダブルダウン(ダブル)で賭け金を倍にします。そして「P」がスプリットになります。
ベーシックストラテジーは「テーブルゲーム」で使う
オンラインカジノにはライブカジノとテーブルゲームの2種類があります。その両方にブラックジャックがありますが、大きく異なる点があります。
テーブルゲームはプログラムによって動作し、カードは毎回ランダムに出現します。一方でライブカジノは8デッキのカードを使い、シューに格納してカードを引きます。
つまりテーブルゲームの場合は常にカードが52枚あると仮定して、その中からランダムに1枚が選ばれているということです。対してライブカジノはゲームが進むとシュー内のカードが少なくなり、残るカードの種類にもバラつきが出てきます。
実はベーシックストラテジーが有利に働くのはテーブルゲームのブラックジャックです。
というのは、ベーシックストラテジーはプレイヤーの2枚とディーラーの1枚のカードから、どのカードが引かれるとプレイヤーに有利なのかを計算しているからです。そしてその計算は、カードが52枚あることを前提としています。
つまりライブカジノの場合には、ゲームが進むことで前提条件が崩れるため、確率計算の結果との違いが生じるようになります。ほかのプレイヤーもいるため、シュー内に残ったカードから次に配られるカードの確率は大きく変動します。
そのため、ベーシックストラテジーを使うのであればテーブルゲームのブラックジャックをプレイすることをおすすめします。
カードカウンティング
ブラックジャックの必勝法としても有名なのが「カードカウンティング」です。これは数学の先生が考案したものですが、その効果があまりにも高いことからランドカジノでは禁止されています。
またカウンティングは計算が必要であるため、実際にランドカジノで行うにしても技術が求められます。一方でオンラインカジノの場合には、記録をとりながら実践できるためカウンティングが可能となっています。
カードカウンティングの仕組みは、シュー内に残ったカードの種類によってプレイヤーに有利な状態であることを確認し賭け金を増やすというものになります。
ただし注意点として、オンラインカジノのテーブルゲームは毎回カードがシャッフルされるのでカウンティングは使えません。ライブカジノのブラックジャックでのみ使用できます。
カードカウンティングの考え方
カードカウンティングを使う際に把握しておきたいのは、どのような時にプレイヤーが有利になるのかということです。そのポイントになるのが「10」と絵札、そして「A」です。
プレイヤーの合計数が「10」であった場合、それらのカードが多ければ「20」や「21」になる可能性が高まります。逆に「12」以上であれば22以上となりバーストする可能性が高まります。そこで前者ならばヒットを、後者であればスタンドを選ぶのが有利となります。
逆にディーラー側にとっては「12」から「16」の合計数でカードを引くと、バーストする可能性が高まります。そのためプレイヤーに有利には有利と言えます。
このように、シューの中に「10」か絵札あるいは「A」の割合が多いのか少ないのかがわかれば、取るべきアクションがはっきりとします。

カウンティングの方法
それではブラックジャックのカウンティングをどのように行うのかを説明します。本来のカードカウンティングはもっと複雑ですが、ここでは簡略化したものをご紹介します。
カードをグループ分けして数える
本来はブラックジャックのカードカウンティングは複雑であり、その計算結果に従って賭け金をコントロールします。ここでは簡単な方法として、カードをグループ分けする方法を説明します。
まずカードを次のように分けます。
① 絵札、「A」(ひとつのマークで5種類)
② 「2」から「6」(ひとつのマークで5種類)
③ 「7」から「9」
カウンティングはシューを交換するところから始めます。そしてディーラーがカードを引いて配る時はすべてそのカードが何であるのかを確認します。
最初は0からカウントを始めて①が出たら-1、②が出たら+1、③が出たらそのままとします。
カウントした数字によりアクションを決める
カウントした数字がマイナスであれば、「10」あるいは「11」と数えられるカードがシューの中で少なくなっていることがわかります。するとプレイヤーには不利となるので、負ける可能性が高いためベットする賭け金を少なくしておきます。
逆に数字がプラスであれば、勝つ可能性が高いことから賭け金を増やします。カードカウンティングの実践方法はこれだけです。
プレイヤーにとって不利な時にテーブルから離れればよいのではないかと思うかもしれませんが、もしテーブルから離れた時にほかのプレイヤーが入り、席がなくなってしまうと困ります。プレイヤーに有利となった時にゲームに参加できなくなってしまうからです。
また数字のプラスとマイナスの数字が少ないうちは賭け金の増減も少なく、逆に多くなったら賭け金も大きく増減させるとよいでしょう。
まとめ
いずれもブラックジャックの攻略法は少しばかり手間がかかります。ベーシックストラテジーは表を手元に置いておけば、すぐにとるべきアクションがわかります。一方でカードカウンティングは計算が必要なので、最初のうちは面倒かもしれません。手軽に楽しめるオンラインカジノで練習をするとよいでしょう。