カジノで人気のバカラとはどんなゲーム?そのルールを詳しく解説
カジノの王様とまで言われるほど人気の高いゲーム「バカラ」。そのルールは簡単なのでカジノの初心者でも楽しめるようになっています。今回はこのバカラのルールについて詳しく説明します。バカラはオンラインカジノでも楽しめるので、ぜひご覧ください。

バカラとはどんなゲーム?
バカラは「カジノの王様」と呼ばれるほど人気の高いゲームですが、どのような内容なのかを説明しましょう。
バカラはカジノで遊べる
バカラはカジノで楽しめるカードゲームです。本場のランドカジノはもちろん、ネットで遊べるオンラインカジノでもプレイできます。
オンラインカジノの場合にはプログラムで動くテーブルゲームと、実際にディーラーがゲームを進行させるライブカジノの2種類があります。テーブルゲームは少額の賭け金から楽しめますが、ライブカジノは1ドルくらいから高額ベットまでできるので、ハイローラーと呼ばれる大きな資金を使うプレイヤーまで楽しめます。
バカラは「どちらの数字が大きいか」を当てるゲーム
バカラはプレイヤーがテーブルに置かれた2カ所のカードのうち、どちらの合計数の「1桁目の数字」が大きいのかを予想して当てるゲームです。
テーブルにはディーラーがいて、プレイヤーからのベット(賭け)を受け付けています。ひとつのテーブルに参加できるプレイヤーは10人ほどですが、オンラインカジノの場合には参加できるプレイヤーの人数制限はありません。そしてテーブルごとにベットできる最低金額と最高金額が決まっています。
テーブルに座ったプレイヤーはテーブルにチップを置いて(ベットして)、当たれば配当に応じてチップをディーラーから受け取ります。
バカラはディーラーがゲームを進行させる
テーブルでバカラを進行させるのはカジノのディーラーです。ゲームに参加するプレイヤーはカードに触れることはありません。ひとつのテーブルにディーラーが1人ついて、一定時間ごとにディーラーは交代します。
テーブルにはトランプカードが入った「シュー」と呼ばれるボックスがあります。ここからディーラーはカードを取り出してテーブルに置いていきます。ディーラーはまずプレイヤーのベットを受け付けます。全員がベットを終えたら「ノーモアベット」と宣言してベット受け付けを終了し、テーブルにカードを置いて勝敗を確認します。
オンラインカジノの場合には、プレイヤーがベットできる時間が決まっているので、その制限時間内にチップを賭けなければなりません。
バカラではトランプカードを使う

バカラではトランプカードを使用します。トランプはジョーカーを除いた52枚のカードを1組とし、これを「デッキ」と呼びます。カジノでは一般的にバカラで6~8組、つまり6~8デッキのトランプカードを使用します。これはオンラインカジノでも同じです。
カードはよくシャッフルされ、シューに格納されます。そしてうしろから数枚のところにプラスチックの板を挿しておきます。
ディーラーはシューの上からカードを引いていきますが、このプラスチックの板が出たらそのシューはもう使いません。最後のゲームが終了したら、新しいシューと交換します。
プレイヤーは賭け金を決めることができる

バカラでプレイヤーができるのは、どのような予想をするのかと、どのくらいのチップをベットする(賭ける)のかということです。
賭け方はのちほど説明しますが、テーブルで定められている範囲内でチップをベットできます。カジノではテーブルについたらディーラーに頼んでキャッシュをチップに替えてもらいます。
チップには1ドルチップや5ドルチップなど金額が異なるものがあり、それらを組み合わせて賭けたい金額の分だけチップをテーブルの所定の場所に置くことでベットできます。オンラインカジノの場合にはチップの金額を選択してテーブルに置くというアクションをします。
バカラのルール
次にバカラの遊び方を知るためのルールを説明します。
バカラでの数字の数え方
まずバカラにおいて、トランプカードをどのように数えるのかを知っておきましょう。トランプカードには2から10までの数字とA(エース)、そしてJ・Q・Kの3枚の絵札があります。
数字はそのまま数えますが、Aは1として数えます。3枚の絵札はすべて0として数える決まりです。
またトランプにはハート、スペード、ダイヤ、クローバーの4種類のマークがありますが、どのマークであっても数の数え方は同じです。
バカラのゲーム進行
バカラのゲームがどのように進行するのかを説明します。まずテーブルに参加するプレイヤーが集まり、人数が定員となるか増えることがなければゲームが始まります。ただし、椅子が空けばプレイヤーはいつでも座ることができます。オンラインカジノには定員がないので、いつでも好きなテーブルに参加できます。
ゲームはまずテーブルにカードが置かれていない状態から始まり、プレイヤーが先にチップをベットします。テーブルに書かれた「プレイヤー」と「バンカー」のどちらの合計数の1桁目が大きいのかを予想して、どちらかに賭けます。あるいは引き分けに賭けることも、「ペア」に賭けることもできます。
賭け金はテーブルで下限と上限が決まっているので、その範囲内のチップをテーブルの所定の場所に置きます。
プレイヤー全員がベットを終えたらディーラーはシューの1番上からカードを引いて、1枚ずつ「プレイヤー」と「バンカー」に合計2枚を裏向きに置きます。場合によっては3枚目のカードを引いて追加し、バンカーとプレイヤーの合計数の1桁目を比較してどちらが勝利したかを宣言します。
そして勝利したほうにベットしたプレイヤーに配当金となるチップを渡して、外れたプレイヤーのチップを回収します。
バカラでの賭け方と配当
バカラでどのように賭けるのかを説明します。
「プレイヤー」か「バンカー」に賭ける
まずバカラでプレイヤーが賭けることができるのが、「バンカー」と「プレイヤー」のどちらが勝利するのかということです。
ややこしいですが、ここでの「プレイヤー」はゲームをする人のことではなく、テーブルに書かれたものです。そして「バンカー」と「プレイヤー」それぞれのカードの合計数1桁目が大きいほうを予想してチップをベットすることになります。
もし予想が当たれば、「プレイヤー」に賭けた場合には賭け金は倍になって戻ります。つまり配当(オッズ)は2倍ということです。一方で、「バンカー」に賭けて当たった場合には、賭け金は1.95倍になって戻るので配当は1.95倍になります。
バンカーが当たった時の配当倍率が若干低いのは、プレイヤーよりもバンカーのほうがやや勝ちやすいからです。これは3枚目のカードを引く時の条件が、プレイヤーとバンカーで違うからです。プレイヤーが勝つ確率は44.62パーセントでバンカーが勝つ確率は45.86パーセントとなっています。
もし予想が外れたらベットしたチップは没収されますが、もし1桁目が同じ数字であれば引き分けとなり、ベットしたチップはそのまま戻ります。
「引き分け」に賭ける
バカラでは「プレイヤー」と「バンカー」のどちらが勝つかにベットするほか、「引き分け(タイ)」に賭けることができます。
これはプレイヤーとバンカーの合計数1桁目が同じ数字であった時に配当が発生する賭け方なので、引き分けでなければベットしたチップは没収されます。そして引き分けであれば、賭け金の9倍の配当を得るので賭け金の8倍の利益を得ます。引き分けとなる確率は9.52パーセントです。
「ペア」に賭ける
バカラの賭け方に「ペア」というものがあります。これは配られたカードが同じ数字となるペアであれば配当が出るものです。ペアの賭け方と配当倍率は次のようになっています。
賭け方 | 内容 | 配当倍率(オッズ形式) |
プレイヤーorバンカーのペア | プレイヤーまたはバンカーがペアで当たり | 6倍 |
プレイヤーペア | プレイヤーがペアで当たり | 12倍 |
バンカーペア | バンカーがペアで当たり | 12倍 |
パーフェクトペア | プレイヤーまたはバンカーが同じ絵柄で同じ数字なら当たり | 26倍 |

ディーラーのカードの配り方
ゲームに参加するプレイヤーがチップをベットしたあと、ディーラーがどのようにカードを配るのかをもう少し詳しく説明します。
プレイヤーとバンカーに2枚ずつカードを配る
プレイヤーがチップをベットし終えたら、「ノーモアベット」と宣言してベットを締め切ります。そしてシューの上からカードを1枚ずつ引いて、プレイヤーとバンカーに交互に1枚ずつ、合計2枚を裏向きに置きます。
もしシューからプラスチックのカードが出たら、そのゲームが終わるとシューを新しいものに交換します。
3枚目のカードを配る条件
プレイヤーとバンカーそれぞれに2枚のカードを裏向きに配ったら、すべて表向きにします。その時の合計数によっては、3枚目のカードを配ることになります。また3枚目を引いたら4枚目を引くことはありません。
ゲームに参加するプレイヤーは直接カードを触ることはないので覚えておく必要はありませんが、3枚目を引く条件を知っておいてもよいでしょう。
3枚目が配られない条件
プレイヤーにもバンカーにも3枚目が配られない条件は、次の2つの場合です。
・プレイヤーとバンカーともに合計数1桁目が「8」か「9」(ナチュラル)になった時
・プレイヤーかバンカーどちらかがナチュラルになった時
・プレイヤーとバンカーともに合計数1桁目が「6」か「7」になった時
どちらもナチュラルであれば、「9」が出たほうの勝ちとなります。どちらかがナチュラルであればそちらの勝ちです。
また両方が「6」か「7」であれば、「7」が出たほうが勝ちます。
プレイヤーに3枚目のカードを配る条件
プレイヤー側は合計数1桁目が「5」以下の場合、バンカー側がどのような数であっても必ず3枚目を引きます。
バンカーに3枚目のカードを配る条件
バンカー側は合計数1桁目が「7」以上なら3枚目は配りません。「2」以下であれば必ず3枚目を引きます。あとはバンカーの数とその時のプレイヤーが引いた「3枚目の数」が次の条件の時にバンカーに3枚目のカードを配ります。
・1桁目が「3」:プレイヤーの3枚目が「8」以外か3枚目が無い時
・1桁目が「4」:プレイヤーの3枚目が「0」「1」「8」「9」以外か3枚目が無い時
・1桁目が「5」:プレイヤーの3枚目が「4」「5」「6」「7」か3枚目が無い時
・1桁目が「6」:プレイヤーの3枚目が「6」「7」の時
バカラが楽しめるカジノは?
バカラを楽しむことができるカジノはランドカジノとオンラインカジノがあります。
ランドカジノ
実際のカジノのことで、ラスベガスやマカオをはじめ、世界中のあらゆる国にあります。日本でもIR法によりカジノ開業に向けて動いています。
バカラはアジアで特に人気のあるカジノゲームなので、マカオやシンガポールでは高額ベットを楽しむこともできます。
オンラインカジノ
オンラインカジノでもバカラが楽しめますが、プログラムで動くテーブルゲームと本物のディーラーがゲームを進行させるライブカジノでプレイできます。
ランドカジノではひとつのテーブルに参加できるプレイヤー数に限りがありますが、オンラインカジノにはそのような制限はありません。そのため、テーブルごとのベット金額の上限などを参考に好きなテーブルを選べます。
プログラムで動くテーブルゲームでのバカラはカードのデッキという概念がないので、ゲームが進めばシュー内のカードが減るといったこともありません。常にカードはランダムに決定する点がライブカジノと異なります。

バカラにはどんな種類のゲームがある?
バカラといっても、実は細かな違いがあるさまざまな種類のバカラがあります。
ノーコミッションバカラ
通常のバカラはバンカー側に賭けて勝った時、手数料(コミッション)が引かれた配当を受け取ります。それに対してバンカー側に賭けて勝った時に1.95倍ではなく2倍配当を受け取るのが「ノーコミッションバカラ」です。
バンカー側の勝利時に5%のコミッションが発生しないかわりに、バンカーの合計数1桁目が「6」の数字で勝つと配当額が半分になるというルールがあります。
スピードバカラ
スピードバカラは通常のバカラと同じルールですが、ディーラーがカードをめくるスピードが早くなっています。スピーディにゲームをプレイしたい人が選ぶバカラです。
プリントバンコ
「プリントバンコ」はイタリアでのバカラの呼び名であり、ルールそのものは通常のバカラと同じです。
スクイーズバカラ
スクイーズとは「絞り」のことを意味しますが、ディーラーの代わりにプレイヤーがカードをめくることができるバカラです。ランドカジノではこのスクイーズバカラでプレイヤーが大いに盛り上がります。
オンラインカジノはライブカジノでこのスクイーズバカラを楽しめます。もちろんプレイヤーはカードに触れることができませんが、「カードを隠しているカード」をめくるというギミックを使うことで、絞りを再現しています。
絞りができるのはプレイヤーかバンカーのどちらかにベットしたプレイヤーのうち、最高額を賭けた人です。オンラインカジノによっては参加するプレイヤー全員が絞りを楽しめるものもあります。
まとめ
バカラはプレイヤーが勝敗を予想して賭けるだけの簡単なルールであることがわかります。カジノのゲームは簡単であるほどに奥深く楽しめる要素があるものです。バカラも一度遊んでみると、その魅力にハマるかもしれません。オンラインカジノを利用する時はぜひ楽しんでみてください。